
こんにちは、ミニマリストのゆみにゃんです。
コロナになってから、なんだか心が疲れたという人や、仕事が激減した、仕事がなくなったと苦しい思いをしている人も多いのではないでしょうか?
今回は、この世の中だからこそ心に響く、大原扁理さん著書の「年収90万円で東京ハッピーライフ」を読んで感じたことをご紹介していきたいと思います。この記事を読めば、幸せに生きていくヒントが得られると思いますので、ぜひ参考にしてみてください。

「年収90万円で東京でハッピーライフ」嫌なことで死なない
年収90万円とは
年収90万円と聞くと、たいていの人は驚くのではないでしょうか。「その年収で生活ができるの?しかも東京で?」と
年収90万円だと、所得税・住民税はかからないので、手取りの金額です。計算すると、月収は7.5万円です。
住民税非課税世帯とは、その世帯の全員が所得割と均等割の両方について非課税となっている世帯のことを指します。具体的な年収としては、どのくらいでしょうか。4つのパターンの家族構成で比較してみました(いずれも給与所得者の世帯で、東京23区などの基準を元に計算)。<独身の場合……年収100万円以下>
「住民税」が非課税になる年収は? どんな優遇があるの? | マイナビニュース (mynavi.jp)
所得金額は35万円以下
年収100万円-給与所得控除65万円=所得35万円
7.5万円で果たしてどのようなハッピーライフが送れるのでしょうか?

今の世の中に響くわけ

私は、コロナになる前にこの本を読んでいましたが、その時はあまりぴんと来ませんでした。
でも、コロナになってから前の会社で大規模なリストラが行われたり、世の中にはさまざまな理由で仕事をなくしたり、働けなくなった人がいることを身近に感じるようになました。
そこで、改めてこの本を読み直して、ここに書かれている内容は、コロナ禍を生きていくうえで、ヒントになることがたくさんあることに気が付きました。
この本のコンセプトは・・・
「好きなことで生きていく」ではなく、「嫌なことで死なない」。
好きなことを見つけられたら幸せですが、好きなことがない人も居ますし、嫌なことがあってそれ所じゃないという人も多いと思います。
今の世の中の人には、とても響く言葉なのではないでしょうか。

大原扁理さんの生活
著書である大原扁理(おおはら へんり)さんは、どのような経緯でこの生活を始めたのでしょうか。
・学生時代、過去にいじめにあっていた ・LGBTを公表している ・周りと価値観が合わなかった など、つらい経験をしてきた。
本の内容は、東京多摩市での生活のお話ですが、現在は、海外でハッピーライフの生活を実施しているそうです。
生活スタイル
では、実際にどのような生活(ハッピーライフ)を送っているのかというと
・週休5日、週2で介護のアルバイト ・本が好きで、図書館でたくさん本を読むことに時間を使っている ・旬の食材を使って自炊をしている ・あまり予定を入れるのが好きではないので、友達に誘われても断ることがある
のんびりと自分の時間を大事にしているそうです。
生活費
生活費についてはどうでしょうか。
・東京都多摩市 ・家賃:28,000円 ・広さ:5畳+ロフト付き ・駅からの距離:20分 ・食費:1万円
23区外で、駅から距離があると意外と安い物件が見つかりますね。
23区外で家賃3万円の物件に住んでいる友人がいます!
食生活
先ほど、大原扁理さんの食費は1万円と紹介しましたが、実際の献立も記載がありました。
朝 トースト、リンゴジュース 昼 玄米、おみおつけ、漬物、魚料理、納豆 夜 昼と同じようなもの
お昼には、らーめんやお蕎麦を作って食べることもあるそうです。
粗食とのことですが、とても健康的な食事です。
私は以前、食費が2万円以下でした。冬は鍋を作るため、業務スーパーでまとめ買いして、冷凍していました。お酒を飲まないのもポイントですね!

隠居生活のすすめ

大原扁理さんの生活をまとめると
・粗食 ・安い所に住む ・お金を使わない趣味を持つ ・月収7.5万円以内に収まるようにしている
ミニマリスト視点から見ると「再現性がある」と感じました。
最初にこの本を読んだときは、「やりたいことをやる」ことが正義だと思っていたので、「やりたくないことはやらない」という生活は逃げ腰な気がして、ピンときませんでした。
でも、先ほどから述べているようにコロナになってからは、これも1つの考え方だなと思うようになりました。
生きることがつらい、心が病んでいるときに無理して頑張ることは必要なのか?
つらい時は頑張らないで、ちゃんと休んでエネルギーをためる。お金はないけど、のんびり暮らす。
こういう生活も、1つの指針となるのではないでしょうか。
実体験を元に考える隠居生活のメリット
私は、コロナになる前は学校に通えない子供と遊ぶボランティアをしていました。私自身が、学生時代に学校に通えなくなる時期があったり、社会人になってからも体と心が疲れてしまって休職した時期もありました。
学校に通えなくなった時期、私の母親は無理に学校に行きなさいと言わない人でした。
数カ月休んでいると、エネルギーが充電されて再登校できました!
誰にでも、人生には波があります。何をしてもうまくいかないという時もありますよね。
こういう時は、心を休ませる隠居生活はいいなと思いました。

給与所得以外の収入
ここまで読んでくださっている人の中には「でも、老後に貯金がなかったらどうするの?」と不安に思う人も居ると思います。
サラリーマン:国民年金6万円程度+厚生年金17万程度 個人事業主:国民年金6万円程度 年収90万:国民年金3万円程度
この点が、「隠居生活」について腑に落ちない部分です。
なので、私なりに補足すると、
・積み立てNISAをする
・節約して生活防衛金を貯めておく
・後からでもお金が入ってくるようなブログ、本の執筆などの副業をする
のがおすすめです。
年齢を重ねていたり、普段サラリーマンをしていると「ブログや本なんて無理だ」と思う人も居るかもしれません。でも、いろんな人から話を聞くとご高齢でもブログをしている人や、サラリーマンでも副業をしているという人もいます。
実際、私もYouTubeを始めて、収益を得られるようになりました。最初の1年は収益にならなくても、地道にコツコツやれば1年くらいで芽が出ることもあります。
今、人生に疲れている人は隠居生活で充電期間を設けて、元気になったらいろいろなことにチャレンジしてみるのがいいと思います。

まとめ 隠居生活をして元気になったら世界を広げてみる


1、「好きなことで生きていく」ではなく、「嫌いなことで死なない」 2、家賃は安い所で固定費を抑える 3、食費は一万円 4、週2でバイト 5、給料所得以外の収入の仕組みを1つ育てておく
隠居生活をいつまで続けるかというのは、人によって異なります。他人からどう思われようと自分の問題なので、気にしなければ隠居生活も「そういう時期もあるよね」と考えればいいでしょう。
そのまま生活を続ける人も居れば、大原さんのように本を書いたり、海外に行ってみたり、興味の湧いたことに挑戦してみるのもいいです。
充電して、元気になって、興味の湧いたことがあればやってみて、それで花が咲くこともあります。
日本は「学校に行かないとダメ」「働かないとダメ」「結婚しないとダメ」と普通じゃないとダメという価値観が存在します。
大原さんは、隠居生活をする前に世界一周をしていて、他の国には日本のような価値観がないとわかり、とても自由を感じたそうです。
人それぞれ、幸せの形は違います。働いてるから幸せなわけではないですし、結婚したから幸せになるわけではないですよね。
そもそも働くってなんでしょうか?
私は以前、15時間以上働いていました。
仕事自体は楽しいですが、このペースでずっと働くのは厳しいですね。
3~4時間労働で、国民の必要なものは補えるという説もありますし
資本主義で株式会社で働いている人は、10倍働いても、年収が10倍にはなりません。私たちサラリーマンは「働きアリ」であり「搾取される側」です。
生まれたお金は、株主や次の投資に使われるのに、身を粉にして働きすぎるのは違うのではないかと思います。
自分の心と体を大事にしてあげることが大事なのではないでしょうか。
仕事が好きで、ついついたくさん働いてしまうというのはすてきなことかもしれません。自分の利益につながるのであれば、そのまま続ければいいです。
そうではなく、搾取されて疲れた・人間関係の悪化・外的要因で仕事がなくなったなどという人は、少し休んでエネルギーを充電してみましょう。
回り道に見えて、実は近道なのかもしれませんよ。





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